2011年6月20日月曜日

マニフレックス・マットレスを被災地へ届ける!

震災から3ヶ月を経て、いまだに被災地復興のスピードは加速しない中、政府も何をやっているのか何もかもが遅い(怒)。

私は、阪神淡路大震災を経験しているが被災したわけではなかった。
その当時私は目の前の仕事を片づけるのに精いっぱいで、義援金という形でしか協力できなかったことを何かやり残したように思っておりました。

そして今回の東日本大震災(東北大震災)。。。
地震もそうですが津波の恐ろしさをTVで見たとき、ショックを受けました。
しかし、外を見ると。犬の散歩をする親子、自転車で遊ぶ子供たち、相変わらず店の前が渋滞。
関西の私の身の回りではいつもの日常が流れている。。。
そのギャップは映画を見ていたのかと思うくらいです。

何かできないものか。
西宮店がオープンして4か月目。日々の仕事で精いっぱい。また何もできないかもしれない。
そこへ、突然の話がやってきました。

ヤクルトスワローズの青木選手が
東日本大震災の被災者支援のため、約600点の寝具(枕、マットレス)を被災地に送りたいということ。
その搬送を私たちで大型トラックと共に届けるために一緒に行ってほしい」
その電話で私は
「ご同行させてください!」と即答しました。
いまできることをしよう、そして現地を見て一人でも多くの方にこの震災を伝えようと。

5月25日飛行機で伊丹空港から羽田へ
5月26日大型トラックにマットレス・枕合わせて約600点とその他水などを積み込む
5月27日出発

現地に近づくにつれ道が割れていたり、陥没しているところが突貫で補修されていたり補修中であったり。
同じ方角へ向かう車は、警察車両、緊急車両など他府県ナンバーが多い。そして自衛隊。
高速SAで休憩時も応援の自衛隊員や警察の方が大勢居ました。力強い味方です。

高速を降りて目指す大船渡市を行くまでに道路寸断の為陸前高田付近を通りますが
陸前高田市「竹駒町」に入った辺りからそこで言葉を失ってしまいました。
ここから海は見えませんが壊滅状態です。

ほとんどの家が流されてますが、残った家もほぼ全壊。。。

線路を支えていた土台が流され線路が切れてます。。。

車や、家が流されるその自然の猛威に人はなすすべもなくすべてを押し流し、そしてまた海へと引きずりだしていった様子ですが、7,8㎞ほど離れたところでこの状態ですから漁港付近の想像付かない。

道路は左右に瓦礫をかき分けられ通行はできるようになっていました。

途中、下船渡~大船渡間の漁港付近から腐った魚の異臭が漂っておりました。
夏までに瓦礫といっしょになった魚などの撤去を急がないとハエや害虫が増えて大変なことになりそうです。
加工工場の中身は廃材を撤去した後でしょうか何もなくなっております。

大船渡市内に入りました。交差点の目印は見る影もありません。


ガソリンスタンドの屋根を超える津波があったことを物語っております。

大船渡赤崎漁村センターに到着。無事お届けできました。

お風呂は外のテントですが、お湯は遠方からタンクローリーで温泉水を運んでくれているみたいです。うれしいですね。

少し高台の漁村センターですがほんのわずかの高さでこの状態です。

家の基礎だけが残っている家がほとんど。

避難所では薄い布団での生活で大変辛いとおっしゃっておりました。

今回お届けしたマットレスはお年寄りを優先に配布されました。
公平にと言っても大変難しいでしょうがそこは団結力が違います。
ご覧いただいた通り、若い方が居ません。
若い方は親戚が他府県にいることが多いので行先はありますが、お年寄りの方は親戚も近く被災されていたりするのでお年寄りが残っているのだとか。

青木選手の支援がなければ叶わなかった被災地への道でしたが、マニフレックス輸入元フラグスポート山根社長からも交通費食費旅費等ご支援いただきました。
こんな私でも少しでもお役にたてればいつでも協力したいと思います。

青木選手はメディア公表も
支援を表明、ではなく実際に物資が被災地へ届いたのを確認してから発表しました。
細かい心配りができる素晴らしい選手ですね。

「青木選手が被災地の方に少しでも安眠できるようにマットレス、枕を送った。」
サンスポの記事1はこちら
サンスポの記事2はこちら



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